校歌

校歌

空よ希望よ くれないの

旭(あさひ)はのぼる 芥子山

つぼみの命 ほがらかに

平和の花輪 つくるのは

文化の園を ひらくのは

われらぞ 旭東中学校

 

雪よほたるよ 肩くめば

歌がわき立つ 学びやよ

みとせの集い なごやかに

真理のとびら たたくのは

郷土の明日を きずくのは

われらぞ 旭東中学校

 

風よみどりよ わこうどの

夢をはぐくむ 瀬戸の海

世界の友に よびかけて

民主の舵(かじ)を にぎるのは

自由のつばさ のばすのは

われらぞ 旭東中学校

 

校歌の誕生

校歌作曲者  三宅(菊池) 房子 先生より

旭東中学校は、当時 通常の列車のレールより狭い西大寺軽便鉄道、通称「軽便」と呼ばれていた鉄道の大多羅駅から五・六分程度の所にありました。田の中の道を通り、芥子山に少し登った、靜かで澄んだ空気と空・緑の芥子山と、すばらしい環境の中の学校でした。

 私は大学を出たばかりで何の経験もなく右も左も判らない状態で先輩の先生方に教えを頂き、支えて頂きながら夢中な毎日の勤めでした。生徒はとても純粋で余り年齢差のない私を助けて付いてきてくれました。

 当時の校長の奥山先生から校歌のお話を頂いたのはその頃だったと思います。詩は一般の方から募ったもので、遠くからわざわざ学校を訪れてくださった人もありました。

応募された何点かの中から、香川県の久保井静子さまのすばらしい詩が選ばれました。その詩は旭東中学校にふさわしい立派な詩で何度も何度も読ませていただいたものです。

作曲に関しましてはなにぶん若輩者ですから、個人的に長年ご指導を頂いていました岡山大学の金光先生のお力添えを仰ぎながらの誕生となり、洋々とした未来を持つ旭東中学校校歌は、満足のいく納得できる曲に仕上がりました。

全校生徒が集ってはじめて練習したときのことは忘れることができません。

 この校歌は、中学校の校歌ですので混声三部の合唱曲にいたしました。変声期後の特訓と成りましたが、校歌のできた喜びで、皆真剣練習に取り組みました。そして、テープに録音し、spレコード盤も完成して記録が終了しました。全員で感激して聴いた思い出も鮮やかです。この校歌が旭東中学校の生徒の皆さんにずっと歌い継がれることに大きな喜びを感じ、校歌誕生に関わることができたことを光栄に思っています。

 あれから数十年、もう半世紀がすぎようとしています。真っ白い紙に印刷された楽譜を転勤の際、一部記念にいただきました。今は、茶色に変色してボロボロになっていますが、当時の数々の思い出と共にピアノの上で年老いた私を見守ってくれております。